1:宿の一言紹介
「眼下に広がる太平洋。月の光に照らされた『常磐の至宝』を五感で愛でる」
北茨城・磯原海岸の砂浜に隣接し、まさに海と一体化したような絶好のロケーションを誇る「としまや 月浜の宿」。
ここは、北茨城が誇る伝統のあんこう料理と、市場から直送される「一番魚」を堪能できる大人の隠れ家です。
創業時から受け継がれる「おもてなしの心」と、産地ならではの鮮度が交差する瞬間、あなたの魚食に対する概念は美しく塗り替えられるはずです。
【編集長による5つ星評価】
- 海鮮料理:★★★★☆(伝統の「どぶ汁」と地魚の鮮度は折り紙付き)
- 宿の魅力:★★★★★(全室オーシャンビュー、様々な温泉、波音と過ごす贅沢な時間)
- 体験価値:★★★☆☆(砂浜の目の前というロケーションが生む深い没入感)
- ご当地度:★★★★☆(野口雨情が愛した磯原の風景と食文化の融合)
- コスパ: ★★☆☆☆(料理・景観・サービスのバランスが極めて高い分値段も高い)

2:宿の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 所在地 | 茨城県北茨城市磯原町磯原200-3 |
| アクセス | 常磐自動車道「北茨城IC」より車で約10分 JR常磐線「磯原駅」より車で約5分 ※磯原駅より無料送迎あり |
| 主要魚種 | あんこう(冬)、ヒラメ、アワビ、メヒカリ、常磐の地魚 |
| 参考価格 | 1泊2食付 14,300円〜(プラン・時期により変動) |
| 公式サイト | https://tukihama.co.jp/ |
| 予約方法 | 公式サイト、各種宿泊予約サイト(楽天トラベル等)、電話 |
| 設備 | 全室オーシャンビュー客室、天然温泉、露天風呂、宴会場、駐車場 |
宿の最大の特徴は、窓を開ければそこが砂浜という圧倒的な近さです。全室がオーシャンビューとなっており、刻一刻と表情を変える太平洋を独り占めできます。
館内は「月」と「浜」をテーマにした落ち着きのある和の空間で、リニューアルされた客室はモダンな快適さも備えています。
特に、波音を間近に聞きながら浸かる天然温泉の露天風呂は、身体の芯からリラックスさせてくれる至福のスポット。
無料で2種類の貸切露天風呂に入ることもできます。都会の喧騒を完全に遮断し、自然のバイオリズムに身を委ねることができる稀有な一軒です。
予約は下記の楽天トラベルから可能です。
3:宿の料理
としまやの厨房を支えるのは、地元の港から直送される「常磐もの」の誇りです。お子様向けの料理やオプション料理も各種用意してあるので、老若男女問わずすべての人が料理を堪能できます。
としまやのどぶ汁
伝統を継承する「どぶ汁」
冬(11月〜3月)の主役は、もちろん「あんこう」。としまやでは、あん肝を丹念に煎り、味噌と野菜の水分だけで煮出す伝統の「どぶ汁」のほか「あんこう鍋」のコースも提供。
肝の濃厚なコクと、あんこうの身から出る繊細な出汁が合わさったスープは、まさに「海の黄金」と呼ぶにふさわしい深みです。
徹底した鮮度管理
地元の漁港から、その日最も状態の良い魚を確保。そんな地魚を姿造りで提供してくれ、圧巻の出来栄えとなっています。
季節を彩る会席
夏は磯の香り豊かな「アワビ」、冬には脂の乗った「カレイ」など、年間を通じて北茨城の海の幸を会席スタイルで提供。どのコースにも旬の地魚の刺身が含まれています。
熟練の料理人が山の幸も含めて、素材の持ち味を活かす最適な調理法で仕上げます。
【さかな検定保持者の豆知識】
北茨城のあんこうがなぜ美味しいのか。それはこの海域が、親潮と黒潮が交差する「潮目」であり、エサとなる小魚や甲殻類が極めて豊富だからです。
としまやで出されるあんこうの肝(あん肝)の大きさ、そして脂の質の良さは、まさにこの豊かな漁場の恩恵そのものなのです。
4:宿の周辺観光施設
宿での美食と温泉の合間に、ぜひ訪れてほしい「北茨城の心」を感じるスポットです。
- 二ツ島(宿から車で約2分): 北茨城のシンボルである奇岩。震災を乗り越え今も凛と立つ姿は、磯原海岸の風景に欠かせない力強さを持っています。
URL: https://www.city.kitaibaraki.lg.jp/ - 野口雨情記念館(宿から徒歩すぐ): 磯原出身の童謡詩人・野口雨情の資料館。「シャボン玉」などの名作を生んだ彼の生涯と、故郷の海への愛に触れられます。
公式サイト: http://www.ujokinenkan.jp/ - 五浦海岸・六角堂(宿から車で約15分): 日本近代美術の先駆者、岡倉天心が愛した景勝地。断崖に建つ朱塗りの六角堂は、北茨城を代表する絶景です。
https://rokkakudo.izura.ibaraki.ac.jp/ - 花園渓谷(宿から車で約30分): 四季折々の自然美、特に紅葉の時期は圧巻の美しさを誇る渓谷。海とはまた違う、北茨城の山の豊かさを感じられます。
https://www.kitaibarakishi-kankokyokai.gr.jp/page/page000009.html
|
|
5:施設と過ごし方
「月浜の宿」での過ごし方は、時計を外し、波の音に耳を傾けることから始まります。
癒やしの空間
お部屋は、海を眺めるためにあるような特等席。夜には月光が海面に描く「月の道」を見られることも。
魚宿・海辺の宿ならではの注意点
- 自然への敬意: しけの日には、予定していた地魚が手に入らないことも。しかし、常磐牛など陸の幸も堪能できます。
- 砂浜散策の心得: 朝日を浴びれるチェックアウト前の朝の砂浜散策がおすすめ。潮風によるベタつきを、戻った後に宿の温泉で流すのが最高のリフレッシュになります。
6:口コミまとめ
宿泊客の口コミを要約すると、「圧倒的なオーシャンビューと、心のこもった料理」への称賛が目立ちます。特に「窓からの景色が素晴らしく、波の音でリラックスできた」「手の込んだ料理の美味しさは感動レベル」「スタッフの対応が丁寧で温かい」といった高評価が並びます。
一方で、「海が近いため、荒天時は風や波の音がかなり響く」といった意見も見受けられます。
立地の素晴らしさと料理の本質を重視する方に強く支持されている宿です。
7:編集長からの一言
「としまや 月浜の宿」のように、「場所の力」を正しく料理とサービスに昇華させている宿は多くありません。市場直送の「常磐もの」を、野口雨情が愛したあの美しい海岸線で味わう。この一連のストーリーそのものが、何物にも代えがたい贅沢なのです。
魚を愛する皆様、一度でいいから、満月の夜にここで魚を食べてみてください。北茨城の海の深さを、文字通り「骨の髄まで」味わい尽くすことができるでしょう。



コメント